好きなんて言わない
幼い頃から異母兄と比較され続けて来た内科医の椎名怜司は、兄の結婚式で兄の親友の心臓外科医・響庭征一郎と再会し、ふとしたきっかけでベッドを共にしてしまう。
複雑な家庭環境のせいもあって本気の恋はしない主義の怜司にとって、響庭は快楽だけを共有できる理想的な相手の筈だったが、外見だけでなく医師としても優秀な響庭に、怜司はやがて惹かれ始める。
けれど意固地な性格が邪魔をして、なかなか素直になれない。
その上、自分は兄の身代わりだったと知ってしまい……！？
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