雑草転生〜エルフの里で大切に育てられてます〜
「ねえねえ、あなたはくさのせいれいさん?」気がつくと俺は雑草になっていた。
記憶はないが、ステータスやスキルが備わっていて、――なぜか転生という言葉が思い浮かぶ。
「ほわぁぁああ、太陽の光が心地いい!」ひとまず光合成に最適な場所にいると、俺の声が聞こえるハイエルフのわんぱく幼女セフィと出会い、運命は大きく動き出す。
セフィに引っこ抜かれ’ユグ’と名づけられた俺は、エルフの里でも草の精霊として受け入れてもらい、のんびりと育てられることになった。
…かと思いきや、どうやらエルフは迫害を受け、逃げのびてきたらしい……。
――エルフたちを守るために雑草は奮闘し、進化する!異色の植物転生ファンタジー、開幕!
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