挫折した絵に対する想いを取り戻して3年。<br />相変わらず律子のアトリエに住み続ける燕は、将来のビジョンを見つけられないまま、美大の最終年を迎えていた。<br />ある日、燕はアルバイトを始めた音楽喫茶で音楽高校に通う桜と出会う。<br />挫折とトラウマからピアノが弾けなくなっていた彼女にかつての自分の姿を重ねた燕は、彼女の仲間やそのその幼馴染、そして律子とともに、料理で寄り添っていくが――。<br />五感を刺激し、心を満腹にする色彩と音楽に満ちた食卓の物語。<br />