失ったものを取り戻すんじゃなく、お前が心底欲しかった――。<br />組を移った信二と、大学に進学した路彦。<br />それぞれの新たな生活が東京で始まったが、二人の関係は穏やかに続いていた。<br />組に疑似家族を求める信二は、組長の息子・惣一につくことになって以来、洗練された惣一に傾倒していく。<br />しかし、組の仕事に路彦が偶然にも関わりつつあると知り…!?