絵を描き始めると他が見えなくなる新進画家の拓実の為、一条寺家本宅から使わされた執事・遠野。<br />彼と過ごす優しい時間は父を亡くし寂しさを抱えていた拓実を静かに癒していった。<br />その温もりを失いたくなくて『一緒にいたい』と彼を引き止める拓実に、遠野は普段の様子を裏切る深いくちづけで応えた。<br />甘く激しい悦楽を溺れるほど与えられる拓実。<br />しかし彼の前に現れた元恋人・木下の卑怯な罠に堕ちた拓実は、遠野に真実を告げられないまま―!?