社長だった父の死から苦しい生活を送る祐真に、援助の手を差し伸べたのは元家庭教師で別れた恋人・御崎だった。<br />しかし冷たい眼差しでその代償に求められたのは祐真自身で…。<br />「今夜、ここで君を奪おう」―彼との優しい記憶が残る古い洋館で、祐真は舌を絡めとられ眩暈がするほど激しく口付けられた。<br />肌を這う指は、敏感なところを巧みに嬲り祐真を苛んでいく。<br />心のものとも身体のものともわからない痛みは、やがて甘い疼きに変わっていき―。<br />
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