奥多摩分署管内で連続美女冷凍殺人事件が発生。<br />浮き足立つ署員たちの中で、ひときわ動揺している刑事がいた。<br />二週間後、妻の命日を機に辞職すると決めている真壁修だ。<br />被害者の左胸にあった木の葉のような印。<br />それが、在りし日の妻の左胸にあった痣と酷似していたのだ。<br />妻を殺した犯人は、死んだはずだった……。<br />なぜ犯人は、俺を挑発するのか――。<br />期待の俊英が開く警察小説の新境地!