明治天皇が北海道に行幸し、義経号に乗車する。<br />だが、北海道大開拓使・黒田清隆に恨みをもつ屯田兵が列車妨害を企てていた。<br />探索に放った諜者は謎の死を遂げた。<br />警視総監は元新撰組三番隊長・斎藤一こと藤田五郎に探索方を依頼。<br />藤田に従うのは清水次郎長の子分、法印大五郎。<br />札幌入りした二人は、不平屯田兵の妻が黒田に乱暴され首吊り死体となった事件を探る。<br />書下し長篇歴史冒険推理。<br />