「御松茸同心を命ずる」──十九歳の尾張藩士・榊原小四郎は、かつてのバブルな藩政が忘れられぬ上司らに批判的。<br />いつか自分が藩の誇りを取り戻すと決めていたが、突如、「御松茸同心」に飛ばされる。<br />松茸のことなど全くわからない上、左遷先は部署ぐるみの産地偽装に手を染めていた。<br />改革に取り組もうとする小四郎の前に、松茸の‘謎’も立ちはだかる! 爽快時代お仕事小説。<br />