泥沼だ。<br />オフィス機器販売会社・営業課長の岸川は、業績悪化でリストラに怯え、夫婦仲も冷え切っていた。<br />オフィスに活気が溢れ、同僚らと毎晩飲み明かしたあの輝かしい日々はもうない。<br />サラ金に手を出し会社の金に手をつけた。<br />解雇、家庭崩壊…人生の陰の部分に追い込まれていく男の中で、何かが弾け飛ぶ。<br />怖いものはなにもないのだ。<br />そして…!(人生の光と影。<br />このリアリティはなんだ!)