貴女の死期が近づいていることを、お知らせするのは残念ですが、事実です――「死の予告状」を受けとった建設会社のOL・広田ユカが消息を絶った。<br />同僚の木島多恵が、ユカの悩みを十津川警部の妻・直子に相談し、助力を求めていた矢先だった。<br />一方、東京で起った殺人事件の被害者・近藤真一は、ゆすりの代筆業という奇妙な副業を持っていたが「予告状」が近藤の筆跡と一致し、事件は思わぬ展開を!?