もうすぐ四年生になる‘はるひ’は、引っ越してきたばかりの町で、ふしぎな女の子と友だちになった。<br />名前はアカネヒメ。<br />公園の桜の木に五百年住みついている見習いの神様だとか。<br />ふたりはある夜、「夜走るゆうれい」をおいかけていって、古いオルゴールを見つけた。<br />そのオルゴールには、あるひみつがかくされていた。<br />