結婚式目前に婚約者から振られ、放心状態の雛子(ひなこ)のもとに届いた手紙──それは「失恋学校」の入学案内だった。<br />全寮制で学費も安い……訝(いぶか)しく思いながらも入学を決意した雛子は、入学式前に泣きじゃくっていたエミリと美人の貴和子と同室になる。<br />「今日の授業は、‘思い出の品を捨てる’です」個性豊かな先生たちの奇想天外な授業やテスト。<br />みんな無事「失恋」できるのか。<br />(解説:藤田香織)