姉である後桜町帝の密命を受け、朝廷と幕府の共存の道を探ってきた京ノ介だったが、その思惑とは裏腹に朝幕の対立はますます深まっていた。<br />さらに南朝勢力も不穏な動きを深め三つ巴の様相に。<br />各勢力が新帝擁立を画策する中、京ノ介は南朝方に囚(とら)われている母麻衣(まい)の救出に向かう。<br />先帝の落胤である京ノ介を新帝にとの機運が高まり、京ノ介はついに決断を迫られるが──。<br />シリーズ完結篇!