地元情報誌の記者・国吉冬美は、心酔するルポライターの杉作舜一が京都にきていることを知り心躍らせる。<br />杉作は老老介護をテーマにしており、寝たきりで認知症を患う妻を介護する夫の取材に赴く。<br />しかし妻は絞殺され、夫は首を吊って死んでいた。<br />夫婦の死には何らかのメッセージが込められている、と杉作は調査を開始。<br />そんな杉作のルポを手伝うことになった冬美は、哀しき事件にまつわる京都の闇と対峙する――。<br />