なじみの湯屋「富士乃湯」がかれこれ十日以上も店を開けていない。<br />何でも風呂を焚くための薪が、信州松代から江戸に入ってこないのだという。<br />徳川御三家の一角、水戸家の若き跡取り光圀は、松代真田藩の挙動に不審なものを感じ探索を始めた。<br />どうやらまたもや将軍の座をうかがう紀州藩徳川頼宣の策謀が絡んでいる気配なのだ。<br />家康を追い詰めた真田幸村の幻の八連発銃がよみがえる! シリーズ第二弾。<br />