この本を読んではいけない――奇妙な警告文の挟まれた古書がオカルト雑誌の編集部に持ち込まれた。<br />古書の持ち主だった兄が数カ月前に失踪し、現在も行方不明だと竹里あやめは訴える。<br />フリーライターの八坂駿がその本を少しずつ読み始めると、周囲で不気味な出来事が続く。<br />いたずら? 狂言? それとも……。<br />八坂はペアを組むカメラマンの篠宮、依頼人のあやめとともに、古書の謎を追う。<br />大好評「法医昆虫学捜査官」シリーズの著者による新機軸ミステリー!