イミューン ぼくたちの敵
桜の花びらが舞い散る四月。
高校に入ったばかりの小南佑は、鳶色頭の少年・堺不動と出会った。
中学時代にいじめの標的となっていた佑は、フユルギの行動力に惹かれ、いつしか親友と呼べる関係になってゆく。
そして五月―佑に訪れた悲劇。
’汚染’され、異様な姿となって死んだ母。
人間に寄生して増殖する’敵’の存在を知ったふたりは、それに呼応するように、’敵’を消滅させる不思議な力を身につける。
戦いのなか、いつしか少年たちの心にとまどいが芽生える―。
第1回日本SF新人賞、佳作入選作品。
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