二十キロ四方に広がる同級生同士の殺し合いが始まる。<br />犯罪心理学者の篠田邦生は山奥で殺し合う同級生たちを見てほくそ笑んでいる。<br />他人の命に枯れ葉一枚分の重さすら感じないモンスター―それが彼の正体だった。<br />いじめを受けた貧しい山奥の少年・野地純平を庇った優しさは偽りだったのか。<br />音を立てて崩れていく信頼関係に純平は?憎しみはどこから生れ、培養され、そして狂気となったのか!?衝撃のクライマックス。<br />