時代小説の王道を往く「門田泰明時代劇場」新シリーズの下巻。<br />ぐいぐい読ませる剣戟シーン、思わず膝を打つ会話のやり取り、心あたたまる情の場面の数々。<br />謎の凶賊集団を殲滅せよとの幕命を受けた銀次郎の前に、正体不明の忍び集団が立ちはだかる。<br />凄絶この上ない剣戟。<br />激闘、激闘のはてに、凶賊集団の正体を知った銀次郎は、殺された友の名を叫びつつ、敵のあわれさに、胸に哀切がよぎった。<br />時代エンターテイメントの傑作!