就職活動に失敗し心が折れた24歳の小夜子は、偶然見知らぬ誰かの通夜に参列することに。<br />会場には香の匂いが漂い、お経、木魚のリズムやすすり泣く声が響き、悲しみが溢れていた。<br />世の中、辛いのは私だけじゃない。<br />その日から通夜通いにのめり込んでいく小夜子だったが、奇妙な老婆との出会いがきっかけで人生に目的ができた。<br />通夜を渡り歩き遺族を慰める「通夜女」。<br />彼女に弟子入りしたい!