アイ・アム まきもと
小さな市役所の市民福祉局に勤める牧本壮(48)。
全く空気が読めない、全然人の話を聞かない、なかなか心を開かない。
そんなコミュニケーション下手の彼に与えられた仕事は、身寄りがなく独りで亡くなった方を無縁墓地に埋葬する「おみおくり係」。
そこで導かれた「まきもと」のちょっと迷惑なおみおくりのルール3カ条とは、 (1)葬儀は絶対にやる (たとえ遺族が求めてなくても) (2)参列者をなんとしてでも探しだす (たとえ身寄りが無いと警察に言われても) (3)納骨はギリギリまでしない (たとえ置き場所がなくても)ある日、牧本は身寄りがなく亡くなった老人・蕪木の部屋を訪れ、蕪木の娘と思しき少女の写真を見つける。
新任の局長が「おみおくり係」の廃止を決め、蕪木の一件が’最後の仕事’となる牧本は、娘を探し出し、また葬儀に一人でも多くの参列者を呼ぼうと奔走する。
果たして、牧本の最後の「おみおくり」は無事行うことができるのか?
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