クロノス・ジョウンターの黎明
仁科克男は、ある日勤務先近くのレストランの店主が撮った自主映画を観せてもらい、そこに映っていた女性・清水杏子に惹かれた。
しかし、彼女は撮影直後、事故で亡くなったという。
その直後、会社の人事異動で、系列の新会社P・フレックに出向することになり、開発業務に就くことになった。
仕事内容は「時間軸圧縮理論」を応用した装置を作り出すという途方もないこと。
同僚の野方によると、それは時間を操作し、過去や未来へ行くことが出来る装置らしい。
そして、彼はこの装置を’クロノス’と呼んでいた。
克男は、この装置を使えば、杏子を助けることが出来るのではないか、と思いつき……。
前作『クロノス・ジョウンターの伝説』(全7篇。
徳間文庫)に収録された作品は、二度の映画化(2005年「この胸いっぱいの愛を」、2019年「クロノス・ジョウンターの伝説」)と、5回舞台化され、再演を繰り返した人気シリーズ。
その最新作を刊行。
(また、この舞台版の上演台本は、毎年数件以上、学生・社会人演劇で上演され続けている人気作)
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