憲民党総務会長の友納議員は、愛人との間にできた娘を誘拐されたが、立場上、事件を表ざたにできない。<br />父と同様、俳句好きの久留美は、自分を誘拐した犯人の名前を、俳句をつかって知らせてきた。<br />そこで友納は、身代金を払うかわりに、自分では実行できないあることを、犯人に依頼した……。<br />著者得意の暗号ミステリー力作!