『劇団薔薇(そうび)』新劇場の柿落(こけらお)としで、「ハムレット」の演出を依頼された、元日本人で英国籍を取ったケン・ベニング。<br />ケンにとって、出演者の一人である歌舞伎役者の片桐清右衛門(かたぎりせいえもん)は、母親を捨てた男だった。<br />ケンは、稽古期間中に、清右衛門を殺そうと画策するが……。<br />様々な思惑の交錯、父殺しの謎の反転、スリリングな展開。<br />結末は……真夏の夜の夢!?