恋川春町、式亭三馬、山東京伝など。<br />どこをとっても個性的な江戸の戯作者たちは、娯楽を求める庶民の熱狂的支持を得、笑いと嘘で社会・文化を支えた。<br />権力におもねることなく物語を書いた戯作者たちと、彼らを取り巻くちょっとハミ出た市井の人々の紡ぎだすドラマを、史実を踏まえて生き生きと描き出す。<br />江戸の空気感たっぷり、粋な井上節が炸裂、痛快。<br />