友人の死……、そして、最愛の者の死――生きていることと死ぬこと、そこに一体どれだけの違いがあるのだろうか。<br />冷徹な目で事象を見つめ、その本質を見極めるグラフィックデザイナーの第一人者が、生者不可避の「死」をテーマに捉(とら)え、読者にいやが応でも個々の結論を迫る、人間触発の凄(すさ)まじい力書。<br />