江戸時代中期の本草(ほんぞう)学者・発明家にして、戯作(げさく)者・平賀源内。<br />その旺盛な探求心は、女体の‘からくり’にも向けられていた。<br />‘興味’を抱いた女性と、あれこれ知恵を絞り、奇抜な手だてを講じては逢瀬を重ねる。<br />海女(あま)の姉妹、物産展で見初めた薬種商の女将(おかみ)、オランダ商館長の青い瞳の娘……。<br />奇才の波乱に満ちた生涯を、女性遍歴から活写する異色作!!