王道の武術を志す宗近恭平(むねちかきょうへい)。<br />前編〈疾風編〉の北海道から舞台は転じ、より雄大の地・中国へ。<br />統一前夜の大陸で、待ち受けるは試練の罠、必殺の双竜刀、牙剥く匪賊(ひぞく)、妖麗の美姫(びき)。<br />一難去ればまた新たなる強敵が! 新興教主、満州浪人、愛弟子(まなでし)次郎らをまじえ、求めざる闘いに巻きこまれつつ、磨かれる武技、悲願はなるか往(ゆ)け恭平。<br />