速水巡査部長と鎌田巡査のパトカーに、「銀行強盗!」の通報が入る。<br />犯人は散弾銃で、すでに人を撃ち、銀行に籠もっていた。<br />防弾チョッキは一着だけ。<br />「部長どうぞ」と鎌田は譲り、犯人に迫った。<br />途端に散弾銃が火を噴き、鎌田が崩れた。<br />現場は立入り禁止となる。<br />だが速水は復讐に燃え、中華料理店の出前に化けて裏口から犯人に向かう。<br />著者の正義感と娯楽性が横溢する一冊。<br />