深夜のバー。<br />小学校のクラス会3次会。<br />男女5人が、大雪で列車が遅れてクラス会に間に合わなかった同級生「田村」を待つ。<br />各人の脳裏に浮かぶのは、過去に触れ合った印象深き人物たちのこと。<br />それにつけても田村はまだか。<br />来いよ、田村。<br />そしてラストには怒涛の感動が待ち受ける。<br />2009年、第30回吉川英治文学新人賞受賞作。<br />傑作短編「おまえ、井上鏡子だろう」を特別収録。<br />