スイスのホテルで円卓を囲む謎の七人。<br />国籍も人種もまちまちな彼らが謀るのは、日本のある企業の強制的乗っ取りだった。<br />「株が買い占められている」依頼を受けた国際政経興信所の黒石は見えない敵の正体と狙いを追う。<br />外人投資の実態とスイス銀行の内幕を、独自の情報で暴く、国際経済小説の力作。<br />