父親の跡を継ぎ十手持ちとなったお蝶(ちょう)とその亭主・虎三(とらぞう)。<br />霜月(しもつき)のある晩、虎三が北町奉行所の定町廻(じょうまちまわ)り同心に強盗の疑いで召し捕られた。<br />疑いを晴らすべく、お蝶は必死の探索を始める。<br />次第に虎三が何者かに陥れられたことが判明してくるが、ついに虎三は牢屋敷入りに。<br />そして、牢屋敷ではとんでもない罠が待っていた。<br />はたして真相は――。<br />渾身の推理時代小説、第3弾。<br />