「もしもし、おい、どうした?」突然切れた電話に不審を抱いた、海洋開発実験中の片桐主任は、水深40メートルの密室‘海底の家(マリーン・ハウス)’に潜行した。<br />ここ神津島の新日本重工・海底居住基地では、極秘の実験が進行していたのだ。<br />……海底の密室で刺殺された研究員! 濡れた電話機、床一面に散った揚げ羽蝶は何を物語る? 傑作本格推理!