疋田香織(ひきたかおり)の母・瑛子(えいこ)が会長を務める団地共済会には団地外の何十戸かの住民も参加していた。<br />ある日、団地に住む男性が団地外の住民を殴り、被害者が亡くなってしまう。<br />新旧住民の間に深く渦巻(うずま)いていた「対立」が一気に顕在化(けんざいか)する。<br />高校からの帰宅途中、事件の瞬間を目撃していた香織は、瑛子とともに騒動に巻き込まれていく。<br />何気ない日常に潜む不安を描いたサスペンス!