坂の上にある洋館に、日下部由水子の占いルームはある。<br />迷いをおぼえた人々が、背中を押してくれる言葉を求めに来る。<br />相手の言葉を受け止めることが出来るのは、由水子自身に、迷い、悩んだ日々があったからだった。<br />占いルームには、今日も様々な悩みを抱えた女性たちがやってくる。<br /> 現役占星術師である作者初の、占い小説登場。<br />