「おまえ、ほんとに結婚する気かい」――同僚と婚約した竹沢流美子は、以前肉体関係のあった上司の堂島から会議室に呼ばれ、体を責められた。<br />縛りつけられながらも、悦びを感じる流美子。<br />だが、愉悦を貪る彼女のまえに、突然、婚約者の里山真吾が現われた!?〔表題作〕 闇の顔、秘密の素顔をもつ女と男。<br />人間の愛憎の真実を描きつづける著者の、衝撃作!