廃線跡を、幽霊列車が走っているという。<br />トラベルライター・瓜生慎(うりゅうしん)は、情報を追って、北海道に飛んだ。<br />到着したペンションでは、同窓会が開かれていた。<br />瓜生はそこで、16年前の鉄道事故で死んだ少年の話を聞く。<br />彼は、本当は殺されたのではないのか──。<br />集まった彼の仲間達は疑問を募らせる。<br />そして瓜生たちの目の前を幽霊列車が轟音(ごうおん)をたてて通り過ぎていった!