ある夜、ルポライター・鷲津洋人のひとり娘・久美子が、何者かに拉致された。<br />平穏な家庭を突然襲った誘拐事件。<br />娘の安否を気づかい泣き頽れる妻。<br />やがて犯人から電話が入り、身代金は妻の兄である代議士の荒木から出してもらえという。<br />犯人は義兄を知る者か? 鷲津は娘の無事を祈りながらも不審を抱く。<br />黒い怨念と強烈なサスペンス。<br />性&暴力の極致を描く傑作。<br />