「あなたのご両親は、あなたを売ることにした」女子大生・川上春菜は、父親の使いで訪れた横浜のビルで、突然告げられた。<br />自分は売られ、間もなく「奴隷市場」で競(せ)りにかけられるというのだ。<br />ビルの一室に拘禁(こうきん)され、絶望にくれる春菜。<br />だが、仕入れられていたのは、彼女だけではなかった。<br />女たちを待ち受けていた壮絶な運命とは? おぞましくも美しい禁断の書。<br />