茨城県東海村にある原発に異常震動が発生。<br />日本原子力研究所の湯原博士は原子炉を停止させるが、東菱研究所の井沢は、形ばかりの点検を済ませると、独断で運転再開に踏み切った。<br />だが再び、異常震動が起こり、原子炉は破壊への暴走を始めた。<br />炉心溶融(メルトダウン)、大爆発、避難する人々の大混乱。<br />綿密な調査と膨大な資料を駆使して、原発倒壊の悪夢を赤裸々に描いた衝撃作。<br />