正岡周平は、自然エネルギーとして注目される潮流発電の研究者だ。<br />地元企業の社長・羽藤の協力を得て、水車イカロスの発電実験を成功させた。<br />そんな中、研究仲間・七海の自殺の真相を知った周平は、ある人物への復讐を決意する。<br />周平が思いついたのは、おそらく人類史上誰も考えつかない殺人計画だった。<br />瀬戸内海を舞台に、一途な研究者の完全犯罪劇が幕を開ける。<br />