平和な家庭に突然ころがり込んできた闖入者(ちんにゅうしゃ)。<br />その女が座間(ざま)家に居ついて40日にもなる。<br />勝手に冷蔵庫を使うなどやりたい放題。<br />だが母の芙美代(ふみよ)は強くたしなめることをしない。<br />父も、「いずれ出て行くさとあまり気にしていない。<br />いったいなぜ、家族はこの女の横暴を黙認するのか。<br />娘の真紀(まき)は、女が居すわる理由を調べるため、四国の大洲(おおず)市へと向かった。<br />戦慄の事実が……?!(『女の戦争』改題)