「綿貫さんち」は4人家族。<br />「明るく笑うもう一人の自分」を空想する長女・真美。<br />主婦業と仕事をこなしながら、揺れる40代を惑う母・春子。<br />転校生の女子に投手の座を奪われそうな長男・健介。<br />経理課係長の仕事に疲れ、うつ病を心配する父・明弘。<br />どこにでもいそうな家族が、悩みを抱えながらお互いを支え合う日常を、それぞれの視点から描いた小さな宝石のような物語。<br />