本書の主人公・大地尚一郎(だいちしょういちろう)の肩書は「土地家屋調査士」。<br />あまり馴染みのない職業だが、国家資格であり、土地問題のスペシャリストなのだ。<br />隣家との境界トラブルで依頼に訪れた内野雨季子(うちのうきこ)は、その解決をきっかけに彼の助手となり自らも資格取得を目指す。<br />次々に持ち込まれる土地トラブル。<br />背後に見え隠れする犯罪の影。<br />「正義」のために戦う二人。<br />社会派推理の傑作!