子どもの頃から不器用で、工作すれば傷だらけ、車は毎度エンストの「なんでも壊す男」。<br />偶然手にとったシェイクスピアを読むミステリー小説マニアの暴走がおかしい「マクベス殺人事件」。<br />思わずくすりと笑わせるイラストを、作者自ら大真面目に分析する「本棚のうえの女」。<br />味のあるイラストと軽妙な文章で愛され続ける作家サーバーの縦横無尽の妄想力が炸裂。<br />各種の笑いを取りそろえた短篇集。<br />本邦初訳2篇を含む20篇を収録。<br />