落水周吉と茨木辰二は、掘り出し物の中古品も商うレコード店を共同経営している。<br />仕入れ担当の落水は、函館の製菓会社副社長宅で珍しい初期の蝋管レコードを見つけた。<br />蝋管レコードには古い手紙が付いていたが解読不能、何が吹き込まれているのかも不明だった。<br />引き取りに再度出向いた落水は、函館駅からレコードを発送したまま行方不明に。<br />無事上野駅に到着した梱包をほどいてみると、中には落水の生首が! 鬼貫警部の名推理。<br />