一人の自殺志願者が、多量の血痕を残し姿を消した。<br />男は毎日一人ずつ旧友に電話をかけ、相手が出なければ首を吊る「死のゲーム」をしていたらしいのだが……。<br />やがて、彼の幼馴染(おさななじみ)が次々と謎の死を遂(と)げ始める! 仲間の一人だった作家は、事件を追ううち、心の奥に封印された少年時代の忌(い)まわしい記憶へと辿(たど)り着く。<br />錯綜(さくそう)する推理の先に立ち現れる驚愕の真相とは?