いつもこんな手でスカウトするのかよ、といった目で美少年は梶佐和子をみつめる。<br />二人ともベッドで全裸だ。<br />佐和子は「梶芸能プロダクション」の女社長。<br />「わたしを夢中にできたら必ずスターになれる」と自信をもって言いきる。<br />「小説現代」新人賞作家が連作手法で奔放かつ濃密なエロチシズムを展開!