太田桐子が主婦売春の組織に入ったのは、重い住宅ローン返済のためである。<br />相手の男性は、地位や年金や財産に恵まれた孤老ばかり。<br />桐子は30代の夫より生彩のある老人に瞠目しながら裸身をさらす。<br />やがて主宰者の水本京子が検挙され、服役。<br />その間、桐子は水本の代わりに組織の経営を企むが、思いがけない陥穽が仕組まれていた。<br />